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日本では欧米化が進んで、マイホームの
デザインや様式も洋風のものが多くなっています。
ところが、和風の家にあるものが
人にとって大変癒し効果があることがわかってきました。
実は和室には当たり前にある、畳です。
イグサの畳なんですね。
イグサとは?
イグサ科植物の総称で、標準和名はイ。
最も短い標準和名としても知られています。
別名はトウシンソウ(燈芯草)。
先のとがった細い茎ばかりが束になったような姿をしています。
い草は湿度調節が得意です!吸湿性と放湿性に優れているため、湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは湿気を放出します。これにより、室内の湿度を適度に保つことができます。
日本では畳に使われている
畳表やゴザはこのイグサの茎で作られています。
12年間イグサの研究をしている北九州市立大学
国際環境工学部の準教授 森田洋先生がおられます。
先生の実験で
中学1年生と小学5年生の計323人に
30分間簡単な足し算と引き算を計算して
もらいました。
それを畳敷きの部屋と一般のフローリングの
部屋と比べたそうです。
その結果フローリングの教室の解答数より
畳敷きの部屋の解答数のほうが14.4%も
アップしたそうです。
また中学生より、小学生の方が
この差が顕著に現れたそうで
、自己コントロールが未発達なほど
環境に影響されることも推定できるそうです。
さらに部屋が違うことで感じる疲労度
の感想を聞いたところ、半数以上が
「畳の部屋の方が疲れにくい」
という回答があったそうです。
たしかに大人でもそうですね。
畳を張り替えたときのあの香り。
なんとも良い匂いで癒される感があります。
これはフィトンチッドという物質の
影響なのだそうです。これらは科学的にも
発見されている物質なのです。
フィトンチッドについて
フィトンチッドは、森林浴で感じられる爽やかな香りの成分で、殺菌力や消臭力があります。また、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する作用もあります。
フィトンチッドからは除草剤や虫よけ、殺虫剤なども作られているそうです。また、抗生物質(こうせいぶっしつ)など人間の病気の治療や健康にも役立っています。
その他にホルムアルデヒドやタバコの煙などの有害物質を吸着する性質を持っています。そのため、アレルゲン対策に用いることもあります。
フローリング用の置き畳やイグサの
座布団でも同様の効果が期待できるそうです。
薬効はない
い草には薬効があると誤解されることがあります。しかし、い草は、あくまでも天然素材であり、薬ではありません。
い草の効能を期待して、病気を治そうとすることは避けてください。
まとめ お子さんのお部屋にイグサ畳を!
い草にはさまざまなリラックス効果があるようです。
い草の畳は、健康に良いだけでなく、見た目も美しく、和室にぴったりです。
ご家族に勉強盛りのお子様が折られるのならば
この効能を利用してみてはいかがでしょうか?
勉強がはかどること間違いなしです!